医療機器・器具開発支援
長年、医療機器メーカー様の製品を製作してきた実績があり、医師をはじめとする医療スタッフの皆様と深い信頼関係を築き、医療現場の課題解決に努めています。
特に手術室などの照明器具に使用するアーム製作に関しては、特有のノウハウを持っており、設計、機械加工、溶接、組立、検査までを手掛けることが可能です。
近年では、光学ラボを開設し、以下のような様々な方からの開発依頼を請け負っています。
医療照明用アーム機構の開発・製造
弊社で扱っているアームは先端部分に比較的重量物であるものを対象にしています。
固定アームは可動範囲・デザインだけでなく、溶接個所の信頼性を確保するために構造計算、破壊検査、切断面での確認、溶接同条件による作業の実現化を行っています。
また、昇降アームにおいては用途に応じてアーム機構を提供し、お客様のニーズにあったアームの開発を行っています。弊社の昇降アームはスプリングによる機構に特化しています。
アーム機構開発の流れ
1. 要件定義
仕様 | 考慮すべきポイント |
---|---|
アーム形状 | どのような用途に使用するのか? |
どのような動きを期待するのか? | |
スプリング仕様 | どのような重量を動かすのか? |
どのぐらいの操作性を求めるのか? |
2. 開発・設計
No. | 工程 |
---|---|
1 | 設計仕様の策定 |
2 | 構想設計 |
3 | 基本設計 |
4 | 部分設計 |
5 | 機構モデルの製作 |
6 | 詳細設計 |
7 | 設計仕様の検証 |
3. 試作・評価
No. | 工程 |
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1 | 設計検証 |
2 | 設計修正変更 |
3 | 商品化試作 |
4 | 機能評価 |
5 | 性能評価 |
6 | 品質評価試験 |
4. 量産試作・量産
No. | 工程 |
---|---|
1 | 量産試作 |
2 | 設計修正変更 |
3 | 図面修正変更 |
4 | 量産品評価試験 |
5 | 生産・品質管理 |
主なアーム形状と動き
昇降アーム1
昇降アーム2
固定アーム1
固定アーム2
標準品アーム
少数の製作の場合には、カバーの金型費用の1台当たりの負担が大きくなります。
開発アームに比べ標準品のアームは、安価に提供できるメリットがあります。
標準品(リンク機構)
腕の長さ(L), mm | 700前後 |
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対象重量, kg | 2 ~ 7.5 |
パンタグラフ型昇降アーム
腕の長さ(L), mm | 1000前後 |
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対象重量, kg | 2 ~ 4 |